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マザコン(マザーコンプレックス)
マザーコンプレックス、由来はフロイトの精神分析であり、近親相姦愛(エディプスコンプレックス)など幼年期における欲望や夢想を分析した理論に登場しました。 近親相姦愛によるセックスレス等は夫婦に深刻な問題をもたらしますが、現在の日本においてはマザーコンプレックスは別の解釈をされているようです。 テレビなどでマザコン夫という言葉を耳にしますが、この場合母親依存症と言い換える方がしっくりくるような気がします。 様々な場面で優柔不断であったり、家庭の問題を解決する時に母親の意見を聞いたり、と、これらを総称しているようです。 戦後の高度経済成長期以降、ワーカーホリック(仕事人間)の父を持ち、家庭においては母と 子二人の 時間を多く費やし、父子のコミュニケーションが上手く取れていなかったりすると、母親依存型の子が育つようです。 これは単なる他者依存の傾向とは異なっているようです。 ですので、成人後にその傾向を治すという事は難しく、多くの場合、夫の母の死によって、解決もしくは状況の変化が起こるようです。 また、夫自身が父になる事でも変化は起こります。子供に依存される事によって、自立心が芽生え、精神的成長を遂げる事も珍しくないようです。