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家制度

日本社会で伝統としての「家」はその家名を継ぐことで、家父長権力を手に入れるという大きな意味を持っていました。

代表例はサザエさん

協議離婚の京都市のgsoj行政書士 大島法務事務所34 近代化した家制度の象徴として、サザエさんが挙げられると思います。 家父長制度が色濃く残る磯野家ではフネさん・サザエさん共に専業主婦であり、ナミヘイさんとマスオさんはサラリーマン・・・・・一般とは例外的にサザエさんは嫁に入っているわけではなく、マスオさんが婿として磯野家に入っています。 マスオの言葉使いが丁寧な事や遠慮がちな事は当たり前ですが、フネさんのナミヘイさんに対する敬語とタラちゃんの常時敬語にはやや驚かされます。 現代では、よほどの理由が無い限り、マスオさん・サザエさん・タラちゃんという核家族が出来上がり、アパートでも借りて・・・・という話になります。 磯野家には家父長制度が色濃く存在しているにもかかわらず、マスオさんは婿養子ではないので、磯野という姓を継承していません。 磯野を継承するのはカツオ君という事になりますので、磯野家が今後歴史を重ねた場合、カツオくんを家長とする家長制度が採用されることとなります。

これからは・・・

近代では家長に与えられていた権力は絶対的で、タラちゃんの敬語に代表される、シンボリックな存在でした。ですので、家庭内での上下関係は勿論で、嫁姑問題はナミヘイさんに対するマスオさんの態度と距離感に象徴される非常にデリケートな扱いとなっています。 しかし、ここで、サザエさんを非常に魅力的にしている要素として、絶対権力者のナミヘイさんのマスオさんに対する気遣いというものが挙げられます。 このナミヘイさんの気遣いこそが時代に対するナミヘイさんの順応力であり、評価される点だと思います。 「家制度」は例えば高度成長期の日本のような共同体意識をベースに同一の目標を設定して邁進する・・・といった状況ではシステムとして非常に合理的ですが、今日の家族のように個人の幸福をそれぞれに優先させ目的や目標を設定すると、当然の事として、現代と近代の衝突が生じます。 あと50年もすると近代的家長制度を継承する家庭も少なくなり、問題として、取り上げられなくなりますが、現在では未だ回避できない問題として残っています。


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